問題No.1771 【推理クイズ】犯人の手記２

出題者：ドッポ◆[be5e487]

私は、吉岡勝。
私は以前ある本を読んだ。それは「犯人の手記」というタイトルの本で、作者はあの連続殺人犯、七尾竜太だった。どうやら本人の意志が強く、最後の遺作として警察が出版をＯＫしたらしい。その本を読んだ私は、感動した。しかし、同時に馬鹿なヤツだと思った。私なら、こんなミスはしない。そう思っていた。

これは、昨年の１月の話である。
その日は実に寒い夜で、私も嫌々ながら家を出た。
私は「村雨橋」に到着した。
この下の川は特殊な流れを持っていて沈むと海のもくずとなるが、浮かんでいると浅瀬に流れ着くと本で読んだ。前者は実験して実証済みだった。恐らく後者も正しいのであろう。伝説とは事実と結びついているものである。
私はそこで奴を待った。にっくき敵であり、我が兄である吉岡勤を。
兄はここをいつも散歩コースにしていた。
ここで私の計画を書いておく。
奴が村雨橋に来る。私は兄を下の川へ落とす。兄はおぼれて沈み、そのまま水流の影響で海の彼方へ消える。死体が上がる確率は皆無に等しい。私が兄と会ったという証拠もない。これが私の計画である。
兄が来た。兄は私に気が付くと走り寄ってきた。兄は氷づけになっていた橋で足を滑らせ転んだ。兄は頭を打ち、頭から血を流していた。
「大丈夫か。」私はそんなことは微塵も思っていなかったが、そう言った。
「大丈夫。」兄はそういって起きあがった。兄に隙が出来た。私は兄を抱きかかえると橋の下へ落とした。兄は私より体重が軽く華奢だったので、この作業は容易だった。
私は安堵感に浸った。しかし、その時私は辺りの異変に気が付いた。まわりの景色がちがう。何もかもがぼやけていた・・・眼鏡がない！兄が少し抵抗した時に橋の下にでも落としたのか、橋の上に落ちたのかは解らない。
その時、コツコツと足音が聞こえた。誰だ！と思ったが、見えない。
「どうなさりましたか？」
声をかけられた。私はここにいたことがばれてはまずいと思い、
「何でもないです」
と言い、走って家に帰った。
・・・とりあえず全てが終わった。私は改めてつかの間の安堵感に浸った。
数日後、私の元に警察がやってきて、
「お兄さんに会って下さい。」と言った。
あり得ないことと思っていたが、そこには冷たくなった兄がいた。兄は私のメガネを握り締めていた。
そして私は監獄へと送られた。

吉岡勝の最大のミスとは何でしょうか？
解答形式は、
○の○○は、○○ではなく、○○○○だったこと。
（解答は句読点を含む全てです。最初の○は人名がはいります。）


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

犯人の手記２への最新コメント

puhipuhiさんの仰る通り、医学的知識が必要な問題です。

ヒントについてですが、これ以上のヒントを出すと、もう答えを言ってしまうようなものなので、出すことができません。申し訳ありません。

推理に必要な医学的知識はなかったんですが、
最後の「漢字四文字」がぱっと閃いて解けました。

もっと初心者むけにわかりやすいヒント頂けませんか？？
是非お願い致します！！
一生わからなさそうです。
悲しくてクラクラします〜〜。

４時間かけてやっと解けたよー

それまではかなり珍回答ばかりしてましたがｗ

最後の４つの○は、全て漢字です。
ん〜・・・解答が一般的な言い方ではないかと思うのですが・・・

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犯人の手記２の情報

問題作成日：2007-01-03
解答公開日：2007-01-03最終更新日：2010-03-09 00:58:13(更新回数：1)
更新内容：
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2010/03/09 (Tue) 00:57


正解率：3%　（正解回数：78　解答回数：2423）

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