問題No.11270 【推理クイズ】白と緑と赤の物語
出題者:おでん◆[17b807e]
かつて恐ろしい一匹の龍が支配していた時代があった。
天を駆け巡り、地を焼き尽くし、人々は恐れ逃げ惑っていた。
そんな中、一人の男が龍に挑もうとしていた。
「やめておけ!我らの国士が一萬の兵を以ってしても敵わぬような化け物相手に、お前一人で何ができる!」と
人々が彼に忠告をするが、彼は一向に聴こうとしない。
翌朝、まだ暗い闇の中、馬を走らせ彼は文字通り単騎、山頂へ赴いた。
着いた頃には空が明け始め、もうすぐ日の出を迎えようという時
龍に対峙する彼の姿がその場にはあった。
だが、龍の圧倒的な力の前に、そして巨躯ゆえのリーチを生かした攻撃に成す術も無く
全身の筋が千切れそうな程、何度も何度も壁に叩きつけられていた。
―既に満身創痍である。
度重なる忠告を無視し続けてきた手前、此の侭おめおめと逃げ帰ってはメンツが立たぬ。
彼は必死に喰い下がり死ぬ思いで、龍の喉元に剣を突き刺した。
斃した―――――――――
安心したのも束の間、龍はより一層暴れ出した。
それもその筈、飼い慣らせば背中に乗ることもできるような龍でも触れただけで怒り狂い、
たちどころに人を殺してしまうという『逆鱗』
そんな所に剣を突き刺したのだ、至極当然である。
天高く駆け上がり彼を殺そうと体当たりを仕掛けてくる龍。
最早これまでかと諦め掛けたその時
龍があらぬ方向へと頭から突っ込み気を失っていた。
朝日が差し込み、龍の目を焼いたのだ。
男は呟いた「『○○は●で待て』って・・・嘘じゃないか・・・」
人々は二度とこの龍が蘇る事が出来ぬ様に頭を刎ねた。
更には、身体を四つに別けて
東西南北それぞれ一つずつに、身体を埋めて祠を建てた。
頭は帰って来れぬよう箱に入れ河へ捨て海に流した。
そして沈み、海の底へ深く長い眠りについた。
月日は進み 中国にある聳え立つ山と海に面した漁村で、人々は平和な時を過ごしていた。
嶺の上では開花が始まり、丘の上では鳥が鳴き、木々が緑一色に生い茂る頃
海底からその箱は魚と共に引き揚げられた―――
問1、以上の問題文から連想できるものを漢字2文字で
問2、男が呟いた『○○は●で待て』の○○と●のみを
それぞれスペースなしで漢字で例のようにお答えください。
尚、○○と●は問題文の中から抜き出し出来ます。
例)玄武開花丘
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。
白と緑と赤の物語への最新コメント
[87680] (無題)
投稿者::そう◆[14db773]#[正解者] 投稿日時: 2010-03-16 11:51:04
素晴らしい。元ネタは知ってるのに全然気付かなかった。[85775] お返事遅くなりました
検索で調べたら(株関係のページが多かった)、語数が合致
する項目があったので、抜き出し文字を探す段になって関連
する言葉がゾクゾク発見。のべ20個以上はありますよね?
格言は知らなかったけど、面白かったです。
投稿者::おでん◆[17b807e] 投稿日時: 2010-02-04 01:54:54
挑戦ありがとうございました![85511] (無題)
知ってる人はやはりすぐにピンと来るでしょうが
知らない人にはどの程度わかりやすくするかに悩みました。
伊藤赤さん、すごく上手いこと言いますね!!(笑)
投稿者::AKI◆[82a7b25]#[正解者] 投稿日時: 2010-01-28 00:45:31
全然知りませんでしたがヒントでなんとか・・・^^;[85481] (無題)
投稿者::哭◆[a30676d]#[正解者] 投稿日時: 2010-01-26 22:49:41
ごちそうさま。[85412] 正解!
投稿者::伊藤赤◆[a1df660]#[正解者] 投稿日時: 2010-01-24 11:41:43
この龍は地獄で待っていることでしょう・・・
白と緑と赤の物語の情報
問題作成日:2010-01-20
解答公開日:2010-04-20
正解率:11% (正解回数:143 解答回数:1198)
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