頭の運動

問題No.6621 【推理クイズ】稲川淳一の怖〜いお話2「峠の幽霊」

出題者:稲川淳一◆[1e08b95]

再び短い直線に入る。
目の前には緩い左カーブ。
アウト側から進入しようとする啓介のイン側に「ヤツ」が割り込み……前に出た!
啓介の顔が、今日何度目かの驚きに引きつる。
抜かれたというのが大きいがそれだけではない。
「あいつ……この峠を知らないのか?この緩い左のあとはきつい右だ。
減速しねえとガードレールにドッカンだぞ…」
そして、コーナーを抜けた啓介が見た物は……

ギャギャギャッ

案の定、右コーナー直前で派手にブレーキを踏んでいる「ヤツ」の姿だった!
だが、もう手遅れだった。今から減速して立て直すにはあまりにもスピードが乗りすぎているのだ。
既にリアタイヤを派手にスライドさせ、右コーナーだと言うのに車は左を向いてしまっている。
なんとかスピンに持ち込んで、クラッシュするのを避けようというのだろう。
スピンした後の運命は、神のみぞ知るという所か。
「壁で止まりゃあいいが、ガードレールを突き破れば谷底に落ちて一巻の終わりだな、イヤなもん見ちまったぜ……」

が……そんな啓介の目の前で、そのまま左にスピンすると思われた「ヤツ」は逆方向に後部を振った!

ギュィィイン

ガードレールぎりぎりからドリフトしながら右コーナーへ突っ込み、インをきっちりとクリップしてそのままコーナーをクリアし、次のコーナーへと消えていく。
「……なんだ……今のは……俺はこの峠で死んだ走り屋の幽霊でも見たのか……」

「こんな事ってあるんですね、稲川さん……」

その走り屋、今にも死にそうな真っ青な顔でガタガタ震えながら言うんだ…
だから、アタシ言ってやったんだ。
「お前ね、滅多な事言うもんじゃないよ。そんな走り屋がいるわけないだろ?」
でも、何かおかしい…その走り屋は嘘をつくような奴じゃない…さすがにアタシもイヤ〜な予感がして
その峠を調べたら10年前にそのカーブで地元の走り屋が谷底に落ちて亡くなってましたよ。

問題
「ヤツ」の正体をズバリお答えください。


※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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稲川淳一の怖〜いお話2「峠の幽霊」への最新コメント

[61422] (無題)
 投稿者::ふじ猫◆[69a6671]#[正解者] 投稿日時: 2009-01-12 04:00:09
二発目ですが
どうなんだろう・・・
[52804] (無題)
 投稿者::たまごごはん◆[91d18d3]#[正解者] 投稿日時: 2008-09-21 16:28:05
前半を冷静に読み直したら急にひらめきました
[52431]
 投稿者::ほの◆[71544e7]#[正解者] 投稿日時: 2008-09-08 23:03:57
あたり!
車にうといので敬遠していたのですが、それが幸いしたかも。
[52390] (無題)
 投稿者::ガチコ◆[45036a6]#[正解者] 投稿日時: 2008-09-08 00:03:32
すごい「ヤツ」ですなぁ(´・ω・`)
[52036] (無題)
 投稿者::ggg◆[bd5efbb]#[正解者] 投稿日時: 2008-08-29 22:03:00
話の内容と全然関係ないような気が…


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稲川淳一の怖〜いお話2「峠の幽霊」の情報

問題作成日:2008-07-17
解答公開日:2009-01-17
正解率:7% (正解回数:240 解答回数:3046)

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