頭の運動

問題No.5994 【推理クイズ】聞こえない・・・ その1

出題者:おっと◆[0e4dbbc]

霧子「御堂警部、お願いがあります。」

私は、『御堂 照』。※過去問題参照
職業は公務員(警察関係)だ。

そして、そんな私に電話でHelpを求めたのは『原木 霧子』。※過去問題参照
『とある東高校』の教師だ。
早速、近くの喫茶店で待ち合わせをした。
御堂「つまりこういう事だね。学生の『平間 達之』君が3週間前に交通事故に合い、入院していた。
   もう退院しているはずが、なかなか学校に来ない。
   その学生は親がいなくてアパートで一人暮らし。
   心配で電話してみるがまったく連絡が取れず、アパートにも行って見たが返事がない。
   だから、捜索願を出したいとの事だね?」
霧子「簡潔にまとめてくれてありがとうございます。
   この間の事件の事もありますし、とても心配しているんです。」
御堂「解りました。ちょうど今日は暇だったのです。早速アパートの方へ行ってみましょう。」

---------そのころ、警察署---------------

御堂の部下「あれ?御堂警部いないや。二週間前の病院で起きた殺人事件の資料のまとめをするって言ってたのに・・・。
      このくそ忙しいときに・・・。」

----------------------------------------
御堂と霧子の二人は、達之のアパートへ向かった。
アパートの呼び鈴を押すが、反応はない。


御堂「しょうがないですね。ちょっと強引に行きますか。」
霧子「えっ・・まさか・・ちょっと!?」

そういうと御堂は、アパートの管理人と連絡を取り、合鍵をもらいに行くのだった。


御堂「ドアを壊すと思いましたか?」
霧子「思いました!!」

緊張しながらドアを開ける2人。
そこには、予想もしていない光景が。


御堂「・・・・いるじゃん。」
霧子「・・・・ほんとだ。」

玄関のドアを開けると、短めの廊下の向こうにもう一つドアがあった。
そのドアの向こうで、TVが付いている事がすぐわかった。
あの、何と言うか、テレビが付いている感覚がしたのだ。
御堂が2枚目のドアを開けると、その部屋の中央で、達之はドアに背を向け、座椅子に座りぼんやりTVを見ていた。

しかし、その状況がおかしいことはすぐにわかった。
達之は御堂たちに気付かないのだ。しかも、TVは付いているものの、一切音は出ていない。

御堂「まさか・・・」

最悪のケースが頭に浮かんだ二人。御堂が慌てて達之に駆け寄った。

達之「!!」

御堂達の存在にビックリする達之。

御堂「・・・・生きてるじゃん。」
霧子「・・・・ほんとだ。」

ほっとする2人を見て、達之は戸惑いながらも黙っていた。


霧子「ちょっとここ座るね。」
そういうと霧子は、ベッドに腰をかける。
御堂は、ベッドと反対側の壁におっかかる。
霧子が丈の短いスカートを履いていたから、とかそういう理由ではない。・・と思う。


ほんのちょっとの沈黙の後、霧子が話し出す。

霧子「達之君、心配したんだよ。今までどうして学校に来なかったの?
   何で、黙ってるの?」

達之は、霧子の質問には答えずに、戸惑った顔をしていた。
その理由は、達之がすぐに答えてくれた。

達之「耳、聞こえない、から、何言ってるか、わからない。」

その2


※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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聞こえない・・・ その1の情報

問題作成日:2008-03-02
解答公開日:2008-06-02最終更新日:2008-03-02 21:01:43(更新回数:1)
更新内容:
--------------------
2008/03/02 (Sun) 21:01


正解率:15% (正解回数:56 解答回数:367)

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