頭の運動

問題No.3606 【推理クイズ】夜行列車1

出題者:おっと◆[d496a23]

この問題は、
有罪か?無罪か?1〜3(リンクは1)
の続きです。そちらの問題が解けていなくてもこの問題は解けますが、主人公たちの会話の中に、前問の内容(解答のヒント)が出てきます。注意してください。

そして、また長くなりました。最後までお付き合いください。

桐生康平は、助手の「優子」と一緒に東京に向かう為、札幌発 上野行きの12両編成2階建寝台車「北極星」に乗っていた。
桐生たちが乗ったのは函館駅で、当駅を21:48に発車した。
その後は、4:54の仙台駅到着までは、電車は停まることは無い。

それぞれ10号車にある「ソロ」(一人用の部屋)の自分の部屋に荷物を置き、デッキで落ち合った。
優子「私たちの部屋、1階なんですね。残念。」

優子君は、「寝台車は2階の方が眺めがいい」と楽しみにしていたのだ。
私は、優子君と同じ部屋にしようとしたらはっきり断られたのがとても残念だ。

優子「ちょっと2階のデッキに行ってみていいですか?」
桐生「あぁ、構わないよ。私は8号車の食堂に行ってくるから、後でおいで。」
優子「わかりましたぁ」

2人は一旦分かれ、優子は缶ジュースを片手に2階へ、桐生は食堂車に向かった。
食堂車だけは1階建。
もうこの時間はディナーは終了し、23:30までのパブタイムに入っていた。
桐生はウィスキーを注文し、事件のことを思い出していたところ、優子君が向かいの席に座った。

桐生「あれ?ジュースは?もう飲んだのかい?」
優子「あっ、あぁ・・・、まぁいいじゃないですか!!飲みましょう!!」
そう言うと、優子君は酎ハイを注文した。

優子「ところで、例の事件についてなんですけど、なんで真犯人は悲鳴をあげたのでしょうか?
   そこがずっと気になっていたんです。」
桐生「実は、私もそれを考えていたんだよ。普通に考えたら、被害者が抵抗をした。それが痛かった。」
優子「う〜ん。しっくりこないですね。それくらい我慢できそう。」
桐生「そうなんだよ。現場には被害者以外の血液も確認されていないし。だけどね、私なりに仮説は立てているんだ。」
優子「えっ?何ですか?聞きたい聞きたい!」
桐生「まぁ、焦らないでよ。あくまでも、仮説だからね。」
優子「はい。」

桐生「あのね。真犯人は早く仏さんを発見してほしかったんじゃないかな?
   真犯人は私がそばにいることを知っていたんだから、悲鳴をあげたらすぐ駆けつけるだろ。俺が。
   そうすれば、翌日の朝のニュースでは流れるんじゃないかな?」
優子「なるど。でも、どうして発見を早めたかったんですか?」
桐生「『なるど』って・・・。もう酔っぱらったのかい?それともタイプミスをうまく笑いにつなげようと思ったのかい?
   まぁいい。その理由についても、私なりに仮説を立てているんだが、それはまだ言えないよ。」
優子「えぇ〜〜けち!!」

その時だった。見知らぬ女性が我々に話しかけてきた。

女性「優子じゃない??」
優子「あれ?美穂じゃん?」

この『美穂』という名前の女性(美人)。どうやら優子君の幼なじみらしい。
美穂さんは、強引に我々に相席し、一緒に飲むことになった。
話は弾む。二人の昔の話。他の友人の話。そして今の仕事の話。
ちなみに、美穂さんは私の隣の部屋らしい。※図参照

夜行列車2へ続く

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※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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夜行列車1の情報

問題作成日:2007-06-26
解答公開日:2007-11-26最終更新日:2007-06-26 19:44:26(更新回数:2)
更新内容:
--------------------
2007/06/26 (Tue) 19:44
--------------------
2007/06/26 (Tue) 19:27


正解率:11% (正解回数:29 解答回数:250)

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