頭の運動

問題No.3118 【推理クイズ】最大のメインディッシュ1

出題者:Uttie◆[248bcfa]

俺は料理をするのが上手い。プロ並みだ。
それだけは自信を持って言える。
休日には同じ大学の友達を誘って、
ちょっとした食事会をたまにやっているが、結構評判が良い。
今日もいつもと同じように食事会を開く。
ひとつだけいつもと違う所は、
今日、死人がでる可能性があるということだけだ。
今日のメニューは、コーンスープ・エビフライ・
ポテトサラダ・パン、デザートにケーキもある。
あいつを殺す方法だって今日失敗してもいいように、
かなりの数を考えた。完璧だ。
あいつは友達だが嫌な奴だった。
昔から、俺が何か得意気に話したりくだらない自慢話をするとそれをことごとくやってのけたり、俺の得意なことを「自分の方が上手い」と俺に認めさせるまでずっと練習を続け、俺が認めるとすぐにやめてまた他の事を始める。そうして俺は得意なこと、自慢できることが徐々に少なくなっていった。その時に偶然料理を始めたらとても上手くいって、最初に言ったように今はプロ並みだ。少し前に料理を始めたことをあいつに言うと、急に料理の本を常に携帯するようになった。
しかし、その後何も無いままあいつは料理をやめた様子だった。今度こそあいつも俺に負けを認めたと思った。
その数日後、俺は彼女と別れる事になった。彼女のほうから別れて欲しいと言われたのだが俺が何か悪かったのなら仕方ないと思い、俺は何も聞かずに「分かった。」とだけ言った。
その後友達から俺のうわさを聞いた。誰が言い出したか分からないがあること無いこと色んなうわさがあった。しかし誰が聞いてもそれはどれもイメージが良くなるようなものではなかった。腹が立った俺は友達に誰が言っていたかを問い詰めた。
あいつだった。
やっぱりあいつだった。
嫌なあいつだった。
なぜそこまでするのか分からなかった。
それからまったくあいつと話さなくなった。
この前あいつを食事会に誘うと大喜びしていた。
自分が殺されるとも知らずに・・・。
さあ、料理を始めるか・・・。

二時間後・・・

自分「よし!できた!」
言いながら、この間手に入れた毒を取り出す。
以前から計画していた場所に毒を塗る。
 ピンポーン
チャイムが鳴る。と同時に体がビクッとなった。
自分「何をビビってんだ俺は!あいつさえ殺せたら捕まってもいいと決めたじゃないか!」
「落ち着け。」と心の中で念じながらドアをゆっくり開ける。

2に続く


※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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最大のメインディッシュ1の情報

問題作成日:2007-05-09
解答公開日:2007-11-09
正解率:13% (正解回数:36 解答回数:261)

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