問題No.2501 【推理クイズ】名探偵　○△川マイク登場！

出題者：ＣＡＰ◆[f1e27dd]

「マイク、暇だなー、散歩でも行くか？」
「鼻カゼ引いてんのぐらい見りゃ分かんだろ、行くかバカ」
こいつはユキオ。オレの助手だ。困った事に本人は俺のパートナーだと言い張ってやがるが･･･

ドアが軋んだ音を立てながら開いた。身なりのいい初老の男性が顔を覗かせた。
「こちらは○△川探偵事務所でしょうか？」　･･･ドアに書いてあんだろうが、バカ！
「もちろんそうですよ、ご依頼ですか？」　金づる･･･　もとい、依頼主には丁寧に(笑)
「あの･･･」「申し遅れました。所長の○△川です。」

依頼の内容はこうだ。
この老人の名は南園寺金望。なんでも自分の甥三人の内の誰かに命を狙われているという。
もちろん警察に訴えたが相手にしてもらえず泣く泣くここに来たらしい。
南園寺氏には子供が無く血縁もみな短命で残った身内はこの三人の甥だけだという。
現在この甥たちは高齢の南園寺氏が心配だと主張し同居しているとの事。
そして、どうも最近おかしな事が続くのだと･･･
詳しく話を聞いてみると、まんざら勘違いというわけでも無さそうだ。
ひとまず三人の名前を聞き、それぞれの写真も預かった。
明日の１１時に訪問する事を約束した俺は最後に気になっていたことを聞いてみた。
「いえ、あの三人は互いに“こいつがいると遺産の取り分が減る”と思っているようで三人が三人とも本当に仲が悪いんです。共謀というのはありえませんよ。明日実際に会ってもらえば、ひと目で分かると思いますが。」

翌日、約束の時間に尋ねると事態は一変していた･･･
「叔父さん、どうかしたんですか？　叔父さん」
応対に出てきた家政婦に案内されて書斎の前に来ると三人の男が書斎のドアを叩きながら叫んでいた。
「どうしたんですか？」「アナタは？」逆に問い返される。
「私は○△川探偵事務所の○△･･･　」名乗ろうとすると家政婦が要領よく紹介してくれた。
「あー、探偵さんね、昨日叔父に聞きましたよ。」
「それで、これは一体どういう事なんですか？」
「叔父さんの様子がおかしいんです。呼びかけても返事が無いし･･･」
彼はたしかスグ下の弟の息子、画家の卵という名のニート【南園寺春男】のん気な男との事。
「カギは？」
「この書斎のドアだけはオートロックなんです」
彼はたしか二番目の弟の息子、小説家の卵という名のニート【南園寺夏男】強気な男との事。
「オートロック？家の中なのに？」
「はい、僕らが一緒に住みだしてから大事な本もあるからと急に替えたんです。」
彼はたしか三番目の弟の息子、ミュージシャンの卵という名のニート【南園寺秋男】短気な男との事。
「南園寺氏はいつから中に？」「さぁ0？」春男と夏男が首をひねる。 「さぁ0って･･･」おいおい･･･
「誰も中に入るところを見てないんですか？」「･････････」春男はなぜかニヤニヤと笑っている。
「とにかくそんな事より扉を何とかして開けないと！」と秋男。
「毎日この時間には書斎にいる習慣があったとか？」「いいえ、そんな事は･･･」と家政婦。
「屋敷の中の他の場所は探しましたか？」「いえ、まだ･･･」と夏男。
「では、まずは屋敷の中を全部探しましょう。家政婦さんは外に行ってないか靴をチェックして下さい。」
「この扉を何とかブチ破りましょう」と秋男。
「まずは探してからにしましょう。私はこの家の事を知りませんから、ここで呼びかけ続けてみます。秋男さんは他の所をお願いします。」

結局、屋敷のほかの場所に南園寺金望氏が見付からなかった為、書斎の扉を破って入ると････
南園寺金望氏が変わり果てた姿で発見された。
ずばり犯人の名前をフルネームでお答えください。
(２／６)

＜頭の運動　管理人により個人名の一部を○△に編集しております＞


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

名探偵　○△川マイク登場！への最新コメント

makoto♀さん
ハハハ、たしかに『おみごと？』ってかんじでしたね･･･＞＜

さあ次の問題！

みなさまには本当にご迷惑をおかけいたしております。
申し訳ございません。
この話自体が人物紹介を兼ねた布石というか伏線というか･･･
ただ、この先うまく機能してくれるかどうか＞＜
精一杯頑張ってみます。

アハハハッ☆
一発でしたが、こんなラストが待っていたとは(^^)

ちょっと無理がある。
この話自体が布石ってこと？

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名探偵　○△川マイク登場！の情報

問題作成日：2007-03-16
解答公開日：2007-07-16
正解率：24%　（正解回数：358　解答回数：1454）

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