問題No.2392 【推理クイズ】無題、またはJの悲劇。〜読まなくてもいい前置き篇
出題者:新参◆[4a97ce0]
初めまして。お手柔らかに願います……
「ちょっと。寝てないで手伝ってよ」
解答A子の咎める声に、問題Q太は読んでいたハンドブックを無造作に放ると、
寝ていたソファに座り直した。
「いいじゃん。一人分も二人分も変わんないだろ?俺の分もやっといてよ」
A子とQ太の姉弟は、同じ高校に通う3年生と1年生。この春休みに一ヶ月の
海外研修旅行に行くことになり、その荷造りをしていると言うわけだ。
「着替えとかは二人分全部詰め終わったよ」
「おっ、さんきゅ。流石は姉上」
「それほどの者だ。……で、後はあっちに持ってくおみやげ」
「おみやげ?」
「ほら、先生が『話の種になるような物を持って行くと喜ばれるぞ』って言ってた」
A子の言葉にはいはい、と思い出したように頷くと、Q太は思案げに顎を撫ぜた。
「何持っていこう……『日本』、っぽい物が良いんだっけ」
「着物とかかね?……あっ、道着とかどうよ?あんた昔少林寺やってたじゃん」
A子の提案にQ太はかぶりを振った。
「駄目だよ」
「あ、そっか少林寺って中国か」
「まあ、そこらへんは後で追々考えるとして……」
Q太は立ち上がり、言った。
「時に姉上、一つ問題を考えたのですが」
「問題?」
Q太はにやりと笑う。
「……推理クイズです」
A子も眼を輝かせた。二人は姉弟そろって重度のミステリヲタなのだ。
「では問題です――――
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。
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無題、またはJの悲劇。〜読まなくてもいい前置き篇の情報
問題作成日:2007-03-07
解答公開日:2007-09-07
正解率:5% (正解回数:8 解答回数:135)
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