問題No.2350 【推理クイズ】非常食
出題者:フミ之助◆[c54b40b]
何丁もの拳銃が、俺を壁の隅に追い込んだ。
背が壁に触れるかと思ったとき、不意に足場が無くなった、落とし穴だ。
俺は一瞬のうちに階下へ落とされ、右の足首を捻って呻いた。
「仲間を救いにくるとは、たいした英雄ぶりだな。あのままハチの巣にしてやってもよかったんだが…その心意気に免じて、お前の探していた男に会わせてやろう。そのまま進めば会えるはずだ…ククク…」
頭上から憎らしい声を投げかけられた直後に、落とし穴の口は閉じられた。
そう、俺は1年前に行方が知れなくなった仲間の足どりを追って、ようやくこの敵のアジトにたどり着いたのだ。
視線を移すと、目の前に石壁に挟まれた路が続いていて、向こうに微かに明かりらしきものも見えた。傷めた足を引きずりながら進んでいくと、いかばかりか明るい小部屋に出た。
部屋というよりも牢獄といった方が相応しいかも知れない。目の上2メートルの場所に小さな鉄格子のはまった窓があるだけの寂しいその部屋の隅に、俺の探していた仲間はいた。
変わり果てた姿となって…手首に巻かれた認識プレートで本人らしいということは分かった。
駆け寄ろうとして、俺はハッとなって足を止めた。
「ヒデエな…ハチの巣にされてやがる…」
それから、俺はタバコを一服した。持ち物は奪われる暇すらなかったが、これといって脱出に役立ちそうなものも携帯していなかった。
それから、ずっとそのまま放っておかれた。奴らは俺が飢え死にするのを待っていたのだろう。勿論、食事など与えてくれる訳がない。
半月ほどして、俺がこのアジトに潜入することを報せておいた仲間たちが、どうにか俺を救い出してくれた。
「よく、半月も持ちこたえたな。そんなに沢山の食料を携帯していたのか?」
普通なら死んでいても不思議はないのに、割と元気な俺を見て仲間が聞いた。
「いや、ポケットの中にはせいぜい二日分くらいの非常食くらいしかなかったよ。あとは現地調達さ」
さて、俺は何を食って命を繋いだのか?
□■□□と答えて欲しい、□は漢字で■は平仮名だ。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。
非常食への最新コメント
[35443] (無題)
投稿者::影法師◆[002b4f9]#[正解者] 投稿日時: 2007-08-20 22:03:00
最初はもっとグロテスクなこと考えてた・・・。[31561] (無題)
でも、これもあんまり食べたくないww
投稿者::こみ◆[e49cc2f]#[正解者] 投稿日時: 2007-07-01 17:47:24
最初は普通に食べられる方を考えたのですが、文字が合わないから考え直しでした。[31116] うぉっ
食べたくない・・・せめて味付けを!
投稿者::もちごめ◆[580088c]#[正解者] 投稿日時: 2007-06-24 05:27:47
こりゃ難しい〜、わかんねぇ〜、と思いつつ[30532] 解けた☆
私も冗談のつもりで入力したものが正解でした?( ̄□ ̄
先入観に囚われていてはいけませんね!
投稿者::しょーた☆◆[26427b5]#[正解者] 投稿日時: 2007-06-14 06:16:40
これは難しいなぁ…(;_;)[30531] やったぁ♪
おればかだからなぁ…(;_;)
投稿者::たかし◆[26427b5]#[正解者] 投稿日時: 2007-06-14 06:08:00
最後の部分の言葉に迷った…
非常食の情報
問題作成日:2007-03-01
解答公開日:2007-09-01
正解率:11% (正解回数:1172 解答回数:10187)
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