頭の運動

問題No.22987 【推理クイズ】異世界殺人事件[改訂版]

出題者:ハルヒちゃん◆[16099be]

「うーん……今何時……ってヤバ!!もう9時じゃん!!」
その言葉が彼女の最期の言葉となった……
「殺害されたのは鵜飼恵(17)、鳥属に分類される女子高校生だ。ここからは彼女の母親から聞いた話だが、朝食を作っている最中、外から大きく鈍い音がしたので駆けつけてみると娘の恵さんが血塗れでコンクリートの上に倒れていたそうだ。横には彼女と待ち合わせをしていたという同級生の国木田ヨシコという人物がいたらしい。当然母親はパニックに陥ったのだがすぐ現場確認など冷静な対処をしてくれた。現場は特に変わった様子はなく、時刻は7時45分だったそうだ。おい笹森、ここまででなんか質問あるか?」
淡々と事件の大まかな内容を説明してくれたのは先輩(というかタッグ)の鬼塚刑事だ、彼は文字通り鬼属に分類され、額からは大きな一本ツノがたくましくそびえ立っていた。
「そうですね………とりあえず母親に少し聞きたいんことがあるんで聞いてきてイイっすかね?」
「あぁ、別にいいがお前余計なことはすんなよ、あんま調子に乗ってたら頭突き食らわすからな。」
……その額で頭突きを喰らったら俺は死ぬな…と思いつつ母親の処へ向かった。
恵の母親、鵜飼雅子は涙を流しながら事情聴取をしてくれた。
「お母さん、娘さんが亡くなって辛いのは痛いほど分かりますが、なるべく正確にその当時起こっていたことや普段の恵さんがどんな人物であったのか教えてくれませんか?」
「…わ、分かりました。」
「まず1つ目、娘さんは普段就寝時パジャマを着ていますか?」
「え…?」想定外の質問だったのか少し間が生まれた。
「い、いえ。あの子は寝る前に制服を着て寝ていました。というのも私が提案したんです、高校に入ってからは家から学校への距離も遠くなるし万が一遅刻してもすぐ登校出来るよう制服を来てから寝なさい、と…」
「なるほど、では予定通りの時間に目覚めた時は1階の部屋に制服のまま降りてき、朝食をとって登校する、という形だったのでしょうか?」
「はい、概ねそうです。」
「では遅刻した場合は?」
「遅刻した場合は水だけ飲んで玄関から投稿したり、ホントに急いでいる時は一階にいる私にも挨拶せずそのまま自室の窓から飛んで登校する場合もありました。」
「なるほどぉ…では2つ目、私はノーマルなので鳥属の生態には疎いのですが寝ぼけて転落する、という事は考えられるのでしょうか?」
「それがあり得ないんです…確かに娘は鈍感というかズボラな正確でしたが自分の命を落とすまで馬鹿な子ではありませんでした、だから私今回の事故が事故だとは思えなくて……」
「なるほど、では最後に。今回の事故が仮に事件だとして仮に犯人がいるとする場合、一体誰が犯人だと思いますか?」
「………国木田ヨシコ…」
「奇遇ですね、僕もです。」      
「あのぅ、私に警察の方が何のようでしょうか?」
母親との聴衆が終わり、少し経つと困惑した様子でヨシコが俺に訪ねてくる。
「事件の様子や君が何故恵ちゃんの2階の真下にいたのかを聞きたくてね、いやいや疑ってる訳じゃないよ、全員に聞いて回ってるのさ。」
「……昨日恵ちゃんと久々に一緒に登校しよって待ち合わせをしていたんです。それなのに……」
「それでたまたま自殺現場に遭遇してしまったと…それはとても災難だったね。」
「…何です?その言い方。もしかして私を疑ってるんですか?でも私にどうやって恵ちゃんを殺害出来るというんですか?私はノーマルです、何の能力も持ってません、なので気をてらった殺害トリックなんか出来やしませんよ。」
急に強気に態度が変化した彼女を見て俺は不思議に思ったがめんどくさかったのでその場凌ぎをした。
「…それも、そうだね。別に疑ってなんかなかったけどそう感じ取ってしまったのなら謝るよ、ごめんね」
彼女のツインテールが、心なしか鬼塚先輩のツノのようにそびえ立っているように見えた。
「どうだ、なんか分かったか」
タバコを2本同時に吸いながら鬼塚先輩が聞いてきた。最近はアイコスにも手をつけているらしい。
「まず初めにこれは自殺なんかではありません。死のうと思っていた人間がわざわざ学校にも行かないのに制服を着て寝るはずがありません。そして時間帯もおかしいです、7時45分に母親が朝食を作っていたということはまだ学校に遅刻する時間帯ではなかったということ、それなのに窓から飛んで登校するのは彼女が普段とる行動とかけ離れています。これは十中八九事件でしょう。」
「ほぉ、やっぱお前いいとこ(大学)出てるだけあって考察力がチゲェな。今回もおそらく当たってるぞ、お前が聴取に行ってる間鑑識から連絡があったんだ。」
「へぇ、どんな内容です?」
「玄関の防犯カメラから真夜中に鵜飼家に侵入した見られる人物が確認された、暗くてよく見えなかったらしいが右手にナイフを持っていたそうだ。」
「ナイフ?それ殺す気満々じゃないっすか」
「ところが今朝自殺した恵ちゃんの遺体からは刺し傷なんて一つもなかった。不思議だろ?」
「……不思議っすね」
「そんでもひとつ、遺体検査が軽めに行われたんだが羽を広げる部分、まぁ手羽先を思い浮かべたら分かりやすいんだが、その部分が糸のようなもので圧迫されていたことが分かった。」
「糸……なんすかそれ…」
「さぁな、落下する前に木の枝に引っかかったりしたんじゃねぇの?んで最後に、これはどーでもいいことなんだが恵ちゃんの部屋に設置されてる時計が午前9時で止まってたそうだ。故障ではなくて意図的に止まってたらしいぞ、これも不思議だろー?笑」
「先輩…マジでどうでもいい話はやめてくd……あ!!」
俺は咄嗟に変な声が出た。
「うわっ、お前急に大声出すなよ、気持ちわりぃ」
「先輩、それどうでも良くなかったっす。むしろそれが今回の殺人トリックに一番重要だったかもしれないっすね」
[解決編]
「あのぅ、話ってなんでしょうか?」困惑した様子で国木田ヨシコが俺に聞く。
「いやぁ、俺ね、自分語りになるんだけどさ。結構賢いんだよね、自分は特別じゃないから学生時代必死こいて勉強したんだよ。そんでいい大学入ってさ、今こうして刑事になれたんだ。
「は、はぁ…それがどうしt」
「だからさ、俺昔の俺に感謝してるんだ、いっぱい勉強してくれてありがとう、おかげで思考が柔らかくなったよ、今回君が仕掛けた殺害トリックが解ける程にってね!!!!」
「!?」
一瞬、動揺を見せたヨシコだったが、先刻同様、牙を剥かれたら剥き返すタイプだったらしい、態度が豹変した。
「刑事さん。一体何を言ってるんですか?そこまでいうなら私がどうやって恵を殺害したか詳しく説明してくれるんでしょうね?あぁ、勿論これ名誉毀損で訴えますから、覚悟してください」続きはヒントへ


※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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異世界殺人事件[改訂版]への最新コメント

[220480] (無題)
 投稿者::ddd◆[e299c49]#[正解者] 投稿日時: 2020-04-19 08:37:20
クイズとしての形式を無視してますね
前後編に分けるとかすればよかったのでは?
[220474] (無題)
 投稿者::ひろ◆[dd9b5fb]#[正解者] 投稿日時: 2020-04-17 02:09:34
最後まで完成してたのですね、失礼いたしました。
楽しく拝読させていただきました!
[220473] (無題)
 投稿者::なお◆[f2474b7]#[正解者] 投稿日時: 2020-04-16 20:20:29
楽しく読ませていただきました
[220472] 初手謝罪
 投稿者::ハルヒちゃん◆[16099be] 投稿日時: 2020-04-16 06:24:08
問題形式にしようと思ったのですがゆうに3000字を超えてしまったため(これでもかなり文章削った方です)残念ながら問題を作るスペースが確保できませんでした、ごめんなさい。なのでヒントと解答にまで文章が続きます、推理小説感覚で読んで下さい。


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異世界殺人事件[改訂版]の情報

問題作成日:2020-04-16
解答公開日:2020-07-16最終更新日:2020-04-16 14:49:00(更新回数:3)
更新内容:




正解率:28% (正解回数:74 解答回数:260)

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