問題No.22781 【推理クイズ】バッドエンドからの逃避行

出題者：Toto◆[9c61931]

2019年 探偵事務所

飼い猫探しの報酬をもらい今日は駅近の洋食屋でランチにしようと出かける時だった。

ジリリリン ジリリリン

2030年 長野県某所

「昼食は魚釣りからか...」

僕はある中年男になっていた。持っていた地図には「2030年度長野県〇〇川遺跡発掘調査」と書かれていた。

日差しが強く、少し歩いただけで汗だくになる陽気。周りは山ばかりで人もいない。川の流れは速く足を滑らせないようにしなければならなかった。

少し歩くとテントが見えた。なぜ、警察がいるかはわからない。しかし、前例からおおよその検討はついている。

「それで？山野は見つかったのか？」

「いえ、荷物が置いてあるだけでいません！」

「探せ！まだ近くにいるはずだ！」

僕は誰に振り分けられたかを確認した。

山野聡（やまのさとし）

胸のネームプレートで僕はすでに崖から落ちていることに気づいた。もちろん本当の意味で足を滑らせたわけではない。

「被疑者は現在、サバイバルナイフを所持しているので警戒すること！」

僕はポケットにサバイバルナイフがあるのを確認した。綺麗だったが、見つかったら間違いなくゲームオーバーだ。

近くに上半身血まみれの若い男が立っていた。様子から見て第一発見者のようだ。

「坂下（さかした）さん。あなたが発見した時の様子を教えてください。」

若い男が証言する。

「私はここから100m先の駐車場まで弁当を取りに行ってました。戻ると、海野（うんの）教授が...首を切られて...」

「驚かれたことはわかりますが、死体を抱き抱えるのはあまり感心しませんな。」

「申し訳ありません...」

「通報はここからで？」

「はい。この辺りでは、比較的電波が入る方なので。」

暑さからか、男はポケットから綺麗で乾いたタオルを取り出し、顔を拭いていた。
僕は近くの茂みから刑事たちの会話を聞いていた。

（被害者は首を切られている。すると、返り血も浴びているはず。他に関係者はいないと見ると、山野か坂下が犯人。今までの傾向から僕が演じている人間、すなわち山野は犯人じゃない。すると、坂下が犯人になる。しかし、どうひっくり返すか...）

僕にはおおよその検討がついていた。

坂下はおそらく海野教授を殺害して第一発見者を装った。こうすれば、返り血の問題は解決される。凶器はおそらくこの地方で取れる黒曜石で作ったナイフだろう。日本史で長野の一部地域では黒曜石が取れることを知っている。現に小さいものをいくつか見ている。しかし、警察を呼んでいるということは凶器は既に砕いて川に流したのだろう。

僕は警察の追跡を、かわしながら逆転の材料を探した。

（あの岩に何かが引っかかっている。）

1kmほど下流へと歩いて僕はあるものを見つけた。その時、勝利を確信した。

僕の発見を完成させよ。

僕が見つけたのは血のついた●●●であった。
きっと凶器の処分に使われたものだ。

全角3文字を入力せよ。



※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

バッドエンドからの逃避行への最新コメント

主人公がだんだん慣れてきちゃってるのが面白いですねー

楽しい問題ありがとうございます

正解のものに重いものをくるめばピッタリ21な凶器の完成

このワードが何故か頭に浮かんだので

お邪魔しました。

当たりました

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バッドエンドからの逃避行の情報

問題作成日：2019-09-02
解答公開日：2019-11-02
正解率：30%　（正解回数：200　解答回数：658）

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