頭の運動

問題No.21567 【推理クイズ】新説 タカヤ君の黄昏 盲点の物語

出題者:名前のない怪物◆[380ac18]

1922年、アメリカの科学雑誌「サイエンティフィックアメリカン」は、
本物と認められる心霊現象を見せてくれた霊媒に対して2500ドルの賞金を払うと公表。
審査委員会には大学教授など、そうそうたるメンバーが顔を連ねた。
そこに一人のスペイン人が、この審査を受けにやってきた。
「私はX線を感じる不思議な眼を持っています。この眼を使って金属の箱を透視することができます。」
科学者たちは、男に見えないように字を書いた紙を金属の箱に入れる。
男は箱に額を当て、中の字を読み取ろうとする。男は見事文字を読みとった。
何かのトリックに違いない、科学者たちは何度もそれを見破ろうと実験を繰り返した。
だがついに「信じられないが、認めざるを得ない。彼はたしかに金属を透視する眼を持っている。」

その時、一人の男が賞金の支払に待ったをかけた。
男の名は、ハリー・フーディーニ。当時アメリカで、最も名を馳せたマジシャンだった。
「もう一度その実験をやってみせてくれないでしょうか。私は超能力の存在をどうしても信じられないのです。」
フーディーニの立会いの下、再び実験は行われた、終わった後、フーディーニは科学者たちにこう言った。
「これは単純なトリックです。100回やっても200回やっても、おそらく皆さんにはこのトリックが見破れないでしょう。
あなたたちが愚かだからではありません。このトリック、皆さんが想像するより遙かに単純だからです。それは・・・」

フーディーニの種明かしを聞いたとき、科学者たちは皆唖然として・・・



とある学校の放課後、黄昏時のことです。
学校の裏庭に悲鳴が響き渡りました。

「キャーーーッ!」
それはマヤちゃんの声でした。
悲鳴に驚いたタカヤ君たちが駆けつけてみると
飼育小屋で飼っていた、ウサギの『キュゥべえ』が血塗れの無残な姿で死んでいました。
「ひ…ひどいよ、何も殺さなくても」
マドカちゃんが泣き出してしまいました。
「わ、私じゃないわよ。私が来たときには、もう…」
マヤちゃんが、あわてて答えます。

一体誰がどうやってキュゥべえを殺したのでしょうか?

事件の概要
・キュゥべえは刃物のようなもので、めった刺しにされ、おそらく即死。
・血の跡から殺害現場は飼育小屋の中で間違いない。
・死骸の体温から、死んでからしばらく時間が経っている。
・マヤちゃんは、その日のキュゥべえの餌やり当番であった。ちなみに前日はユズル君、その前がキイチ君。
・発見時、小屋の扉は南京錠で施錠されており、小屋、扉、南京錠に細工された形跡なし。
・南京錠はかなり古いもので、同じものを用意するのは不可能である。
・南京錠の鍵は職員室にかけてあり、複数の先生がマヤちゃんが取りに来るまで、そこにあったと証言している。
・キュゥべえの世話をするときだけ、南京錠をはずす決まりになっている。
・イリミちゃん他数名が、朝にキュゥべえが生きていたこと、南京錠がかかっていたことを確認している。

【問題】
誰が殺したかでは簡単なので、どうやって殺したか、そのキーワードをお答えください。
本文から抜き出し可能ですが、適切な文字種に変換する必要がある場合があります。
例:野球→野球、やきゅう→野球、べーすぼーる→ベースボール
半角文字は使用しません。


※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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新説 タカヤ君の黄昏 盲点の物語の情報

問題作成日:2015-10-20
解答公開日:2016-04-20
正解率:4% (正解回数:53 解答回数:1216)

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