問題No.21381 【推理クイズ】商店街、元暗し

出題者：空真代◆[a438d7d]

始めまして、僕は篠崎といいます。不謹慎な話だからあまりするべきじゃないと思ってる。でも我慢ができないから話させてほしい。

ある日の夜、近所の商店街の裏路地で殺人事件が起こったんだ。
この商店街は魚屋、肉屋、花屋に雑貨屋、服屋も蕎麦屋も寿司屋など、一通りのお店は揃っている町のショッピングセンターといった感じで、普段はとても賑わっている。
とはいえ、夕方６時にもなれば明かり一つないド田舎なのだけども。
その日ばかりは、パトカーのライトを中心に明るみが出来ていて、闇の中照らし出されたお店に少し変な感じがした。

到着した警察が殺された人の身元を確認してたけど、町の人は皆知らないという。
田舎の特徴というか、町の人皆が知り合いといっても過言じゃないので知らない人というのは珍しかった。
僕にも聞かれたが、僕も見覚えがなかった。

事件の現場を見た人もいなかったので、人間関係の考察もできず、事件発生時の状況も分からないことに警察も頭を抱えていた。

そこへ颯爽と１人の男が現れる。
男が名乗るには読唇術（唇の動きだけで何を言ってるかわかる）の熟練者であり、なんと第一発見者であるという。

この人は商店街の外れで占いの館をやってる人だ。ちょっと変わってるので、僕も余り関わったことはなかった。

緊張からか？トイレに行っており、戻ってきたらしい。

読唇術の男はこう言っていた。
「つい先程のことである、私が見つけたとき、被害者はまだ生きていたのだ！そして最後の力を振り絞り、私にダイイングメッセージを残した！」
「川田がやった」
「声にはなっておらず、一般人には分からぬ死の叫び！しかし確かにその唇は私こと篠田にそう告げた！私だから分かる、神の啓示である！」

大袈裟な喋りが特徴的な男だった。商店街の皆も空気を読んで欲しいとばかりに嫌な顔をしていたが、事件を解決に導く唯一の情報を提供してくれたことはありがたかったと思う。

川田さんという人はこの商店街に１人いて、蕎麦屋のおじさんだ。
ちなみに、魚屋は山田さん、花屋は鈴木さん、寿司屋は井上さんという人が経営してる。

川田さんは人の良いおじさんで、いつも大盛をおまけしてくれた。これからはそんな優しさいっぱいの大盛を食べられないのかなと思うと悲しかった。

話を聞いた警察は、少し相談した後、犯人の元へ向かった。

※犯人の名前を敬称略の漢字だけでお答え下さい！



※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

商店街、元暗しへの最新コメント

お世話になります。。。

ありがとうございました。
面白かったです。

えんぺちさん>
楽しんでいただけてたら嬉しいです。
ありがとうございました！

ありがとうございました。

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商店街、元暗しの情報

問題作成日：2015-06-10
解答公開日：2015-07-10
正解率：22%　（正解回数：291　解答回数：1268）

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