頭の運動

問題No.17980 【推理クイズ】常人と変人の推理事件簿 対面編

出題者:名無しのゴンべエ◆[ad5f61a]

2012年12月某日。とある研究所の所長室で人が殺された。
殺されたのは、「斎津 勇三」(さいつ ゆうぞう)男性 48歳。この研究所の所長。後ろから鈍器のようなもので殴られ死亡したとみられる。
第一発見者は、この研究所の警備を務める「国枝 正夫」 男性 36歳。今朝8時頃、巡回で研究所内の所長室に入った所、血を流し、倒れている斎津さんを発見したそうだ。
これが今、警視庁捜査一課で働く新人刑事の僕、「栗田 大樹」(くりた だいき)が、ざっと聞いた事件の概要だ。初めての捜査に頑張ろうと意気込む僕に、きつい目をした先輩刑事から「おい、新人。初めての捜査だからって張り切りすぎるなよ。
」と、注意がとぶ。それを聞いて少し萎縮した僕にきつい目の先輩刑事はさらに続けてこう言った。「・・・まぁ、運の尽きだったな。頑張れよ。」 ・・・?あれ?今、おかしな事を言ってなかったか?運の尽き ・・・考えても仕方がないか、と勝手に解釈した僕にもう一人の年老いた熟年刑事が後ろから「新人。お前には直属の上司がつく。そいつは海外でFBIとして働いていた経験を持つ奴だ。そいつの良い所だけを学んで早く一人前になってくれ。」 ・・・!?FBI!?そんなすごい人が僕の上司!?こんな事って実際にあるものなのか!?と、僕は心踊った。僕にとって、こんな最高なスタートを切れるなんて・・・。

そして、数分後・・・。
外から車の音が聞こえた。その瞬間、刑事達の顔が、よりいっそう険しくなった。その事に驚いている僕にきつい目の先輩刑事が「ほら、おまえの上司が来たぞ。早く迎えにいってやれ。」背中を押され、玄関の方に向かう。玄関から外を見ると、そこには一台の軽自動車が止まっていた。自分がイメージしていた上司とは、だいぶ違った登場だが、そこは重要ではない。肝心なのは上司自体なのだから。車のドアが開き、降りてくる。僕は上司の背格好などを見る前にお辞儀して「本日付けであなたの直属の部下になりました、新人の栗田 大樹です!よろしくお願いします!」と、大声で挨拶した。

「ヘェーー。新人さん?元気がいいねぇー。礼儀正しいし、Meの部下としてはもったいないくらいだねぇ!」
 ・・・・・・軽い。おっそろしくなるくらい軽い。FBIにいたと言ってたし、こういうものなのか?と、思いつつ顔を上げた。そして僕の心の中で起きてた微かな疑惑は確信に変わってしまった。

 ・・・そこに立っていたのは、二十代前半か後半、いや下手したら同い年かもしれない、黒縁メガネをかけ、この寒い季節に半袖のアロハシャツと半ズボン、それにビーチサンダルというキチガイな格好をしていた。

ここから、この事件から、最悪のスタートを切ってしまった僕と、この変人刑事「進藤 誠」(しんどう まこと)の事件簿が始まっていくことになるのだ・・・。

どうも。名無しのゴンべエです。
対面編はいかがでしたでしょうか?まだ捜査、推理にも足の指先も入っていない駄作ですが・・・。温かく見守っていただければ幸いです。
さて、ここで突然ですがクイズです!
新人刑事の栗田は、いったい何に対して絶望してしまったでしょうか?

何時になったら次が乗るかは分かりませんが、その時までご機嫌よう・・・。




※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

解答する:
進藤 誠に対して
警察の無能さに対して
今晩の酒の肴が無いことに対して

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常人と変人の推理事件簿 対面編の情報

問題作成日:2012-11-29
解答公開日:2012-12-29
正解率:44% (正解回数:337 解答回数:757)

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