頭の運動

問題No.17651 【推理クイズ】最後の一球

出題者:子供の落書き帳◆[9a4cdde]

甲子園大会決勝戦9回裏1−0ツーアウト満塁。次の打者を抑えれば念願の全国制覇かたやヒットを許せば逆転サヨナラの場面を前にピッチャーの村岡は意を決してマウンドに立った。村岡は気持ちを落ち着けるように帽子を被り直しロージンを手に取る。村岡の所属する山岸高校野球部は投手層が薄く、初戦から全ての試合を村岡が投げてきた。ここにきて疲労もピークに達しているのか顔色も余り良くはない。延長戦になれば勝機はなくなるだろう。審判からボールが手渡される。村岡は軽く一呼吸入れ足場を慣らしたのちセットポジションに入った。キャッチャーの栗田は村岡にサインを送る。しかし村岡は投球をせず一度セットから外れた。絶体絶命のピンチを前に緊張しているのだろうか? 見かねた栗田はタイムをとり村岡に駆け寄ろうとしたが村岡はそれを制止し、再度セットポジションに入った。そして村岡は投げた……がボールは大暴投。ランナーが一斉に走る。栗田は懸命にボールを拾うが、振り返ったときには二塁ランナーはホームへと帰っていた。山岸高校の夏は終わった。泣き崩れる選手たち。マウンドで一人佇む村岡。栗田は握りしめたボールをいつまでも見つめていた。

事件は帰りのバスの中で起こった。栗田が村岡に向かってこう言い放ったのだ。

「お前の球は二度と受けん」

確かに村岡の大暴投がなかったら表彰台に立っていたのは山岸高校だったのかもしれない。しかし、村岡が人一倍練習をしていたことは皆が知っていたし、負けたのは村岡一人の責任ではないだろう。それならば、なぜ栗田は村岡に対してこのようなことを言ったのだろうか?

問題
以下に手掛かりを示すので栗田が村岡の球を受けないと言った理由を推理してください。

村岡と栗田は自他共に認める名バッテリーだったが、村岡は時折自分本位な投球をすることがあり、チームの勝利を第一に考える栗田と反発することがあった。
監督は村岡を交代させようか悩んでいたが、頑張る村岡を見るとどうしても言い出せずにいた。
最後のプレイの直前まで村岡に怪我や不審な態度は見られなかった。
野球において審判は神様(中立的存在)である。それは”この問題”においても適用される。

解答方法
村岡の大暴投の理由を説明する”ある物”を入力してください。


※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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最後の一球への最新コメント

[116857] (無題)
 投稿者::ここあっ◆[b049fea]#[正解者] 投稿日時: 2012-10-20 06:01:07
ご馳走様です
[116070] (無題)
 投稿者::くお◆[05cb2f3]#[正解者] 投稿日時: 2012-09-22 16:06:29
野球わかんないのでちょっと困りましたが、こわいですね〜
[115962] (無題)
 投稿者::きのこ◆[773bb5d]#[正解者] 投稿日時: 2012-09-18 12:38:03
思いもしなかった面白い理由でした
[115868] (無題)
 投稿者::jin◆[7f1fc4a]#[正解者] 投稿日時: 2012-09-15 14:38:43
最初はてっきり「スピットボール」という不正行為の痕跡を
発見したのかと思いました。
[115853] (無題)
 投稿者::オカセ リミ◆[8f95bc6]#[正解者] 投稿日時: 2012-09-14 16:30:56
野球は詳しくないのでヒントで何とか・・・。
甲子園には魔物がすんでますねー。


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最後の一球の情報

問題作成日:2012-09-13
解答公開日:2012-12-13最終更新日:2012-09-20 00:00:26(更新回数:4)
更新内容:


正解率:17% (正解回数:288 解答回数:1660)

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