問題No.17368 【推理クイズ】消失ゲーム
出題者:子供の落書き帳◆[eeeeb42]
小波啓太(こなみけいた)が彼女の高崎凜(たかさきりん)を両親に紹介しようと思い立ったのは付き合い始めて三ヶ月目のことだった。これまで二人はデートに出掛けたり、お弁当を作ったりと良好な関係を築いてきた。ここで両親公認の仲という更なるステップアップを望むのは自然な成り行きだった。啓太は意気込みながらも凜を連れて自宅のドアを開けた。家の中には啓太の姉の小波杏子(こなみきょうこ)と妹の小波由佳(こなみゆか)がいたが、両親の姿は見当たらなかった。どうやら町内会の集まりに出掛けているようだ。杏子と由佳は凜を一瞥しただけで声もかけずに自室へと引っ込んでしまった。二人には前もって凜を紹介していたが、余り快く思われていないようだ。仕方なく啓太は二階の自室で凛と一緒にゲームをして時間を潰すことにした。
数分後、啓太はお茶を入れるために一階の台所へと降りた。隣の居間では妹の由佳がテレビを観ていた。どうやら録画したアニメを再生しているようだ。妹はアニメに出てくる美少年のキャラクターが好きらしい。
「こんな昼間からアニメなんか観て、少しは女らしくなったらどうだ」
と啓太が苦言を漏らすと
「兄貴にだけは言われたくないわ」
と由佳はテレビの音量を上げた。可愛くない妹だと呟きつつ、啓太はお茶の入ったカップを片手に自室へと戻った。しかし部屋には凜の姿が見当たらない。どこにいるのかと部屋の中を探していると「どうしたの?」と隣の部屋から姉の杏子が出てきた。さらに一階から煩くてテレビに集中できないと由佳が階段を上がってきた。啓太は二人に事情を説明し、三人で二階の部屋を隈なく探してみたが、凜は一向に見つからなかった。「馬鹿らしい」と杏子は自室へと戻り、由佳も一階へと降りてしまった。
凛はどこへ行ってしまったのか。台所は階段のすぐ側だ。お茶を入れている間に誰かが階段を降りれば必ず気がつくはずだ。二階を捜索したときも三人一緒に階段側から順番に探していった。誰かが目を盗んで階段を降りることは不可能だろう。そんなことを考えていると、一階から由佳の悲鳴が聞こえた。啓太は階段を降りて居間へと向かった。そこには動かなくなった凜がテーブルの上に投げ出されていた。啓太は発狂したように叫び声を上げた。
問題
凜の消失事件の謎を解くキーワードを入力してください。
キーワードは一つの単語で文中から抜き出せます。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。
消失ゲームへの最新コメント
[115720] あらら…
投稿者::ggg◆[05026b9]#[正解者] 投稿日時: 2012-09-01 22:31:51
某所である作者を攻撃してた[115657] (無題)
ちょっとおかしい人は、この人だったのね…
ズバリ犯行の動機は否定的なコメントつけられたからですねw
本当に分かりやすい●●
投稿者::テラシー◆[b11b9a5]#[正解者] 投稿日時: 2012-08-28 18:30:00
おもしろかったです[115229] うん、うん
投稿者::にゃん◆[84a3971]#[正解者] 投稿日時: 2012-06-30 00:22:58
納得です。特に正解の解説文がいいですね。[115095] (無題)
投稿者::ベンバー◆[42b780f]#[正解者] 投稿日時: 2012-06-14 23:42:28
^^[115013] (無題)
投稿者::ラッキー◆[e2557b0]#[正解者] 投稿日時: 2012-06-11 19:03:41
コメント欄のヒントで解かりました。
ありがとうございました。
消失ゲームの情報
問題作成日:2012-06-03
解答公開日:2012-09-03最終更新日:2012-06-04 18:58:42(更新回数:1)
更新内容:
正解率:13% (正解回数:589 解答回数:4388)
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