問題No.16260 【推理クイズ】アリアドネの●●

出題者：鬱陵滞在記◆[d27fd7d]

登場人物

グッチ雄蔵：西城大学医学部付属病院神経内科学教室講師。特技はパッシヴ・フェーズ（受動的聞き取り調査）

白鷺桂介：厚生労働省大臣官房秘書課付技官。通称「シロサギ」実は肩書きは嘘。

金田正太郎：拡張型心筋症を患う少年。バチスタ手術を明日に控えている。

井原：心臓外科医。

小西：女性解剖医。


西城大学医学部付属病院の心臓血管外科では、バチスタ手術―拡張型心筋症を心臓移植ではなく、
肥大した心臓を切り取り小さく作り直すことで治療する極めて難度の高い手術―が行われていた。
執刀医の伊原を中心とする7人の「チーム・バチスタ」は、その手術で成功率100％を誇っていたが、
ある時から3例立て続けに患者がオペ中に死亡する「術中死」が起きてしまう。


グッチ「正太郎君のバチスタ手術、大丈夫なんでしょうか？」
白鷺「何、呑気なこと言ってんだ、グッチ。今すぐ正太郎君のMRI画像を撮るんだよ」
グッチ「えっ、どうしてですか？」
白鷺「もし4件目の殺人が起きたとして術前と術後のMRI画像を見比べれば真犯人の手がかりが掴めるかもしれないだろ」
グッチ「なるほど。でも院長の許可もなしにそんなことできませんよ」
白鷺「そこは“グッチ院長”が許可すればいいだろ」
グッチ「いつから僕が院長になったんですか…」
白鷺「聞いたよ、グッチが次期院長の座を狙ってるって噂」
グッチ「……」

*　*　*

かくして正太郎君のMRI画像が撮影された。
しかし、この時、大変な事態が起こった。
MRIの撮影中に正太郎君が心肺停止に陥り、3時間後に死亡した。

白鷺「やられた！きっと真犯人がMRIの装置内にガスか薬品でも注入したんだ！」
グッチ「落ち着いてください、白鷺さん。装置に細工をすれば証拠が残っているはずですし、正太郎君に外傷はありませんでした。
　それに、正太郎君はもともと重い心臓病を患っていました。病死という可能性も…」
白鷺「くそっ！今は正太郎君の病理解剖の結果を待つしかないか…」

*　*　*

そして解剖の結果が出た。

小西「結論から言って、毒殺でも病死でもないわ。
　正太郎君の体内から見つかったのよ、弾丸のような形をした●●がね！」

【問題】
●●をお答えください。2文字、文中から1文字ずつ抜き出しできます。


※アリアドネの糸：アリアドネはテーセウスに恋をし、彼女をアテーナイへと共に連れ帰り妻とすることを条件に援助を申し出た。
テーセウスはこれに同意した。アリアドネーは工人ダイダロスの助言を受けて、迷宮（ラビュリントス）に入った後、
無事に脱出するための方法として糸玉を彼にわたし、迷宮の入り口扉に糸を結び、糸玉を繰りつつ迷宮へと入って行くことを教えた。
テーセウスは迷宮の一番端にミーノータウロスを見つけ、これを殺した。
糸玉からの糸を伝って彼は無事、迷宮から脱出することができた。アリアドネは彼とともにクレーテーを脱出した。


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

アリアドネの●●への最新コメント

おもそろかったです＾＾

ヒントでわかりました。

ありがとうございました。

脳の血管を撮影したことがあります。喧しかったですね。
磁場の方向が変化するときに歪みが生じて音が出るんでしたっけ。

おじゃましました。

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アリアドネの●●の情報

問題作成日：2011-08-30
解答公開日：2012-02-29
正解率：9%　（正解回数：207　解答回数：2142）

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