頭の運動

問題No.14318 【推理クイズ】寒いですね・・・

出題者:エラたん◆[3a0842e]

 おはようございます。郵便配達員の八家町 恵良亜(ヤカマチ エラア)です。ほんと、毎日寒くて嫌になりますね・・。バイクで郵便物を配達する私にとって、これほどつらい季節はないんですが・・・・。そんな私の心を少し温かくしてくれたお話を・・
 

八「ふう、3月になったとはいえ、まだまだ午前中は寒いな・・。早くあったかくならないかな〜。」
 今日の私の仕事は、速達係。次の配達先は・・
八「ええと、次は・・あっ!高杉さんのお宅か・・。ん?この郵便物は・・・」
 ぶつぶつ独り言を言いながら、高杉さんのお宅のインターホンを押した。
?「はい。どなたですか?」
八「おはようございます!郵便局の八家町と申します!速達を配達に参りました〜!」
?「あ・・はい。今出ます。」

 間もなく、扉が開き、中から、いかにも真面目ですよ・・という青年が出てきた。
八「おはよう!健ちゃん!今日も寒いね〜。」
健「おはよう。エラさん。」
 私は、この青年と面識があった。
 彼の名は、高杉 健二。高校3年生・・だったのか?もう卒業式は終わってるよね・・。私の通っていた高校の後輩ということもあり、なんとなく知り合いになったのだが・・・
八「今日はね、お姉さんが、いいもの持ってきたよ!」
健「なんだよ・・お姉さんって・・」
八「ふふふ♪」
 そう言って私は、一通の封筒を差し出した。その郵便物とは・・・
八「はい。間違大学からの速達だよ。ほらほら、早く開けてみてよ。」
健「・・・・・・」
 そう、これは、恐らく大学入試の合格通知。配達のプロ(?)の私には、これが、『合格』の通知である事がわかるのだ!(なんの事はない、厚みが全然ちがうので、おそらく中身が、入学の案内やらなんやらたくさん入ってるのが分かるってだけの事なんですが・・・。)
 大喜びする健ちゃんを見れると思った私だったのですが、中身を確認した健ちゃんは、大きなためいきを一つはいた。
八「あれ?ごめん・・もしかして、合格通知じゃなかった?」
健「あ、いや、合格通知・・だったよ・・。」
八「あれ?嬉しそうじゃないね?第一志望じゃなかったの?そこって、国公立の中でも難しい大学だったよね?

健「うん。第一志望だよ・・。」
八「・・気になるじゃない!!なんで喜ばないの?お姉さんに話してごらんなさい!」
健「・・お姉さんって・・・」
八「いいから、話しなさい!」

健ちゃんは、しぶしぶ次の内容の事を聞かせてくれた。

 知らない人はいないと思いますが、国公立大学の1次試験はセンター試験と呼ばれていて、だいたい、1月の中ごろ行われます。そのセンター試験を1週間後に控えたある日の事だったそうです。

?「もうすぐ、卒業だね。」
健「ん?ああ、そうだね・・」

 たまたま、帰りがいっしょになった同級生の河合 珠江とそんな話をしながら歩いていたらしい。
 健ちゃんは、恥ずかしそうに、実は、この珠江に思いをよせていた事を話してくれた。(というか無理矢理聞き出した。)

珠「高杉君は、センター試験受けるんだよね?」
健「ああ。俺、大学なんてどこでもいいんだけどさ。親が、国公立以外許さないって・・。」
珠「へえ。すごいご両親なんだね。私なんて、行ける大学探すのでやっとなのに・・・高杉君は勉強できるから、大丈夫そうだよね。」
健「どうだかな・・・」
 そんなたわいもない話でも、健ちゃんにとっては、ドキドキものだったそうだ。
 と、歩いていた珠江ちゃんが、不意に立ち止まって・・
珠「ねえ。高杉君。私ね、県外の大学受けるんだ。もし、そこに受かっちゃたら、もう会えなくなるんだね・・。」
健「は?何、言い出すんだよ・・。こっち帰ってきたりとかしたら、会えるだろ?」
珠「ううん。きっと、だんだん疎遠になっていくんだよ・・。」
健「・・・・・」
珠「私ね、このままじゃ、寂しすぎて・・。」 
 鈍感な健ちゃんも、さすがにここまで来ると珠江が何を言いたいのかが、分かったらしい・・が、自分も何を話せばいいのか、分からなかったらしい・・。
珠「・・・・私・・・高杉君の事が・・・・」
そこまで話した珠江が、健ちゃんの方に倒れかかってきたらしい。はずみで、受け止めた健ちゃん。頬を赤らめ、目も少し充血していて、少し熱っぽく感じた珠江は、健ちゃんの方に顔を向けると、そっと目を閉じたらしい・・・・

八「きゃあああああああ。青春!!!いいなあああ。うらやましいなああああ。」
健「もうすぐ結婚控えてる人が、何言ってるんだよ。」
八「えええ。でもいつでも、女子はトキメイていたいの。はあ、そこで、チュっとやっちゃたのね!!いいなあああああああ。」
健「・・・・出来なかったんだよ・・俺・・・」
八「は?あんた、男なの!!女の子がそこまでやったのに・・・。」
健「ああ。ごめん。俺、そう言う事できないって、言ったら・・彼女、泣きながら走って帰って行ったよ・・。」
八「当たり前じゃない!!お姉さん、それは許せないよ!!」
健「・・仕方なかったんだよ。あの時の状況だったら、俺・・彼女の様子からある事が浮かんで・・もしかしたらって・・それで○○○○○○○とかになるのが怖くて・・・」
八「・・・そうか・・・そう言われると・・・お姉さんも考えるけど・・・」

問題:○の中に入る言葉をお答えください。別解かなりあると思いますが、文字数指定で7文字、カタカナ。これで・・きっとあの言葉しか・・・^^;
 また、難易度さげまくる作者でした^^;
 




※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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寒いですね・・・への最新コメント

[103002] rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr
 投稿者::gggg◆[46ecde3]#[正解者] 投稿日時: 2011-02-18 17:45:59
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
[102958] 大丈夫です!
 投稿者::エラたん◆[12423d8] 投稿日時: 2011-02-17 23:14:53
 解答ありがとうございます。
きーやんだぁぁ様 >>> お誉めにあずかりありがとうございます^^ どこかで、見たような文章の引用ばかりなので、恐縮です^^;
 書いてる本人も、こんな事はなかなかないだろーと思いながら書いてますので、大丈夫です!(なにがだろうか^^;
[102626] いいですね^^
 投稿者::きーやんだぁぁ◆[1fd35fe]#[正解者] 投稿日時: 2011-02-08 23:06:06
読んでいて思わず微笑んでしまいました^^
情景が目に浮かぶようですばらしい文章でした^^
ありがとう御座いました^^
[102421] そろそろ温かくなるのかな・・
 投稿者::エラたん◆[3a0842e] 投稿日時: 2011-02-03 20:48:47
 そうそう様 >青春、いいな〜。もう一度・・(といっても、何もなかったですが^^;私の昔も^^;
 ぶたねこ様 > 7文字のヒントは少し文字数的に長いかと思いますが、まあ、分かりますよね^^;
 AOD様 > ま、そうなんですけどね〜^^;B級ですみません^^;
 
[102286] (無題)
 投稿者::A.O.D◆[f1a6100]#[正解者] 投稿日時: 2011-01-31 04:46:39
正直変わらないと思いますけどね;
ごちそうさまでした(らぶも謎も


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寒いですね・・・の情報

問題作成日:2011-01-27
解答公開日:2011-02-27
正解率:34% (正解回数:375 解答回数:1096)

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