問題No.14258 【推理クイズ】七尾狐の伝説 序章

出題者：凛◆[7ac91e1]

暇潰し程度です。ご了承下さい。
[登場人物]
湊 千渡（みなと ちとせ）
…名門私立綾崎女學院の4年生。18歳。主人公。
金井 敬介(かねい けいすけ) 
…19歳。湊家の使用人。
矢井田 隆成(やいだ たかなり)
…30歳。支那ソバ屋の店員。

昭和八年 十二月二日
私は高女※1からの帰路に着いていた。寒い季節がまたやってきた…
やはり…外を歩いていると冬の訪れを強く意識する。
母が買ってくれた襟巻無しには表を歩けない。
この赤いマフラーを私は愛用していた。
入学祝いだからもう5年たつのか…

…大分思考に耽っていたらしい。気がつくと、商店街に差し掛かっていた。
…今日も街は賑わっている。
しかし、普段とは少し違う雰囲気を感じた。

よく見ると、二人の警察官が聞き込みをしている。
制服姿の男達は、夕方の商店街から遊離していた。

千渡「あの、何かあったのですか？」
私は近くの初老の男性に声を掛けた。

男性「殺人です。支那ソバ屋の矢井田が出前先の家で人を殺めたらしくて。」
きびきびとした口調で応えた。

千渡「え、矢井田さんが？嘘でしょう？」
驚きを隠せなかった。
私は支那ソバ屋によく通っていて、彼の人柄を良く知っていた。
優しい人柄の彼からは想像し難い。

男性「知っている方でしたか…
しかし、現行犯らしいですからね。本人は否定してますが。
なんでも殺されたのは矢井田と仲の悪かった竹下さんみたいで…
定食屋で夕食を共に食べようと、約束していた竹下さんの友人が
約束の時刻に竹下邸を訪れたところ、矢井田が家から飛び出してきたそうですよ。
何事かと見れば、血塗れの竹下さんが倒れていたそうです。
まだ凶器なんかは分からないみたいですが。」

(…そんな…まさか矢井田さんが…)

千渡「そうですか…ありがとうございます。」
男性「物騒ですから、気をつけてお帰りなさい。」
会釈をして私はその場を後にした。

急いで家に帰ると、気が気ではない私は、家で敬介にその話をした。

敬介「矢井田さんも可哀想に…憲兵が出てないのがせめてもの救いです。」
私よりも吃驚するかと思いきや、意外にも冷静だった。
敬介は矢井田さんとはとても仲が良いから余計に、そう感じた。

千渡「よく落ち着いていられるね。私はホントに吃驚して…ハア」
話す相手を間違えた…そんな気分だった。

敬介「いいえ。千渡様。矢井田さんは多分大丈夫ですよ。」
意表をつく返答だった。
さらに続けて言うと、

敬介「一つ引っかかるんですよ。◯◯と××です。
その男性の証言だけでは理解しかねますから、支那ソバの主人に話を伺いましょう。」

(問い)
◯◯と××に当てはまる言葉を漢字二文字で解答せよ。
◯◯は抜き出し可能。××は不可。◯◯××の順番に。
例：犯人包丁

※1高等女学校の略



※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

七尾狐の伝説 序章への最新コメント

確かに矛盾ですね＾＾：

二つ目の答えの言葉に少しだけ悩みました。

ごちそうさまです。

＞過去問
自分もけっこううろ覚えですが；＾＾
内笠区と外笠区で連続殺人事件発生、被害者は生年月日が関係？
犯人は２人で「バンダリズム」のようにゲームをしていたらしい、
という内容でした。

閃きました。お久しぶりです。

江戸川乱歩が作家デビュー前（だったかな？）に支那蕎麦屋を営んでいた話を思い出しました。

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七尾狐の伝説 序章の情報

問題作成日：2011-01-14
解答公開日：2011-04-14最終更新日：2011-01-14 01:10:56(更新回数：3)
更新内容：
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2011/01/14 (Fri) 01:08
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2011/01/14 (Fri) 01:02
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2011/01/14 (Fri) 00:56


正解率：13%　（正解回数：178　解答回数：1320）

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