頭の運動

問題No.1060 【推理クイズ】助手の事件簿・前編

出題者:はやて◆[5f8afe1]

私はある探偵の助手をしていた。

探偵といっても彼のやり方は一風変わっていて、事件の情報や証拠だけを頼りに、毎回自室から一歩も出ることなく事件を解決してみせた。
生憎彼のような頭脳を持ち合わせていない私は、警察と協力して出来うる限りの事件の情報を集めて彼に与える事を主な仕事としていた。
これだけ聞くと他の誰にでも出来そうな仕事であるが、私が彼の助手を生業に出来ていたのには理由があった。

名探偵である彼は、しかし変わり者でもあったのだ。
彼にはこれまた頭脳明晰な細君がいるのだが、彼は身の回りの事を全て彼女に任せていた。買い物や食事、果てはトイレに至るまで、何から何までだ。彼女がいない時は私が彼女の代わりをすることもあった。変わり者の探偵は、私生活においても自室から出ることが稀だったのだ。私の妻に言わせれば、彼は怠惰以外の何者でもないそうだが、私は苦笑をするに留めておいた。

そしてもう一つ。世間が彼を変わり者と位置付け、私が彼の助手を生業に出来た理由は、彼が私と彼の細君以外の他人に一切会おうとしない事であった。
一体何時頃からそうだったのかは知る由も無いが、とにかく彼への依頼の一切は私を経由し、その仲介料を私は収入としていた。その事は彼も了承していた。

つい、昨日までは。

注)これは前編です。解答はありません。


※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

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助手の事件簿・前編への最新コメント

[6114] (無題)
 投稿者::ひま虫くん◆[a5c5123]#[正解者] 投稿日時: 2006-09-27 23:28:59
ようやく・・・  全編制覇!!!


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助手の事件簿・前編の情報

問題作成日:2006-09-24
解答公開日:2007-03-24
正解率:4% (正解回数:12 解答回数:278)

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